GR65ガイドブック その3(続き)
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現役を退いてからとんとご無沙汰の日本経済新聞に、「還暦カミーノ」(正しいタイトルは不詳)という記事がシリーズで掲載されると、息子から電話が入った。 団塊の世代の人達が、人とは少し違った旅をしたいと、カミーノに関心を持つであろうことは容易に想像される。 だが、カミーノを歩く意味を考え、国や世代を越えた心の交わりを忘れないことを是非望みたい。
さて、GR65のガイドブックの三冊目で、トポガイドと呼ばれるものである。
このガイドは三分冊となっており、1.Le Puy - Figeac ,2.Figeac -Moissac ,3.Moissac - Roncevauxとなっている。
このガイドの特長は、これまでに掲載したガイドより地図が大変詳しいということです。 村や集落の名、車道の番号などが書いてあるので、自分が通過している所が分かるし、別ルート(バリアント)も書いてあるので、ショートカットする場合などにも役立つ。
前二冊と同様にフランス語なので、詳細な説明は分からず、もっぱら地図と地名、レストランやショップの有無などの確認に使った。
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チリにもサンチャゴがあるということで、本ブログタイトルにCompostelaを追加し、正しく表示することにした。
さて、GR65のルートを案内するガイドブックの紹介記事の2つめである。
このMiam Miam Dodoのタイトルの意味は、「よく食べて、おやすみね!」という幼児語だとのこと。
殆どの方が、この本を頼りに歩かれているらしい。 裏表紙に数ヶ国語で説明があり、更にページの最後に、カミーノで使われる言葉(単語)の対訳が掲載されている。 ただ、どれだけ役に立つか分からない。
本書の中には、標準の歩行Planとしてルート図と宿泊場所が掲載されている。 車道との交差地点や宿や店のある場所などの表示もあるが、概略図なので今一つ安心できない。 また、ジットで英語が通じる所にはイギリス国旗がつくなど参考になるが、どれがルート上にあるのか、ルートからどれだけ離れているのか分からない。
また、掲載されているジットの中で閉鎖している所もあったので、全部を信用するわけにはいかないようだ。
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GR65を歩きはじめる前にリヨンに立ち寄ったが、街中を見学している時に偶然出会った教会関係の書店で、miam miam dodoを購入した。 しかし、地図が大雑把に書かれており、今ひとつ安心できずに、サンジャンピエドポーのカテドラル売店で買ったのが、このガイドブックである。
この出版社は、これ以外にも、
Le chemin de Saint-Jacques en Espagne
chemins de Saint-Jacques au Pays basque
Le Chemin d'Arles
Le chemin de Vezelay
Le chemin de Paris et de Tours
Le chemin du Piemont pyreneen
Le chemin Cotier
等と、コンポステーラへの種々のカミーノを案内する本を出している。

中を開くと、左頁にジットなどの宿泊場所の案内が書かれ、右頁に歩行ルートの概略図が載っている。
そして、真中に歴史的な建造物などの説明をしているようだが、フランス語なので内容は分からない。
フランス語が分かれば、このガイドでも十分であろう。
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GR65をルピューイ・アンバレーから歩き出して、200kmほどの所にコンクという街がある。
谷あいにある所謂寺町なのだが、高野山などとは比較にならないほど小さい。 しかし、ロマネスク様の修道院の建物は立派だし、こんな傾斜地によくも造ったものだと感心してしまう。 入口に刻まれた最後の審判を示すタンパン(上部にある半円形の彫刻)や聖サン・フォワの聖遺骨を納めた黄金の聖女像など、見るものは多い。
聖堂の中を散策すると、こんなカードが置かれており、自由にもらえるし配布もしている。
以前、ウルトレーヤという記事を残したことがあるが、そのチャントからのもので、裏面には次の歌詞が印刷されていた。
毎朝8時から行われているというミサの中では聞こえなかったが、夜9時半から30分行われるオルガン演奏の時に聞くことができた。
長い距離を歩いてきて、また明日歩かなければと早く休みたい所であろうが、このオルガン演奏を逃すのは勿体ない。 演奏中、5Eを払って上部の回廊を見学できるが、この見学よりむしろ、静かに演奏を聴く方が良いと思う。
なお、このオルガン演奏の前にも、聖堂の片隅でピアノ演奏があるが、これもいい。 我々が行った時は、ドイツからの巡礼者がドイツの民謡であろうか3人で歌っていたが、なかなか良い雰囲気であった。
そこで、コンクに行かれることがあったら、これらの演奏を逃してはならないということと、売店に置いてある、次の2つのCDを買うことを是非薦める。 他の宗教都市でもCDを買ったが、コンクの物が一番良かった。
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サンジャンピエドポーの巡礼事務所で受け付けた日本人巡礼者の昨年の人数は192名だと表示されていた。 年毎の状況は分からないが、やはりここに来る日本人の数は増えていることであろう。
しかし、日本からは、なかなか事前にルートを知る手立てがない。 初め、イギリスのConfraternity of Saint Jamesから小冊子を取り寄せたが、これは全て文字表示で、大雑把な距離数は書かれてあるが、ルートなどの絵図がない。 そこでスペイン書房からスペイン語版のガイドブックを購入したが、スペイン語は分からないし持ち歩くのは重いので、ルート図だけをパソコンに取り込み印刷して、昨年のカミーノでは利用した。
今回、Miam Miam Dodoのカミーノフランセ版があるのを知ったが、フランス語だし既に終わっているので買わなかったが、別に英語版のガイドブックを見つけた。 見つけたのは、ルピューイアンバレーのカテドラル内の売店で、他の街で見ることはなかった。
スポーツ関係の出版をしている会社のものらしく、横12cm位x縦16cm位 厚さ1cmの大きさで、片手で持つと少し重さを感じるが、他のガイドブックに較べれば軽いと思う。
http://www.rother.de/index.htmというサイトがあるので、トップを開き、上部のイギリス国旗(英語版)を選ぶと出版物一覧が表示される。 その中のCamino de Santiagoを選ぶと概要を知ることが出来る。 通販サイトになっているが海外から注文が可能かは調べていない。
次の街までの距離や高度、そして所要時間が表示されているので分かりやすいし、とにかく英語なので時間をかければ理解が出来る。 アルベルゲの一覧はないが有無の表示はあるので特段困ることはないだろう。
本書の初めの方に、サンチャゴの道の概要説明があるのだが、その中にこんな写真が載っている。
菅笠に白装束の方を見ると、どうも四国のお遍路さんの姿ではないかと思えて来る。 背中には「南無大師遍照金剛」と書かれているのであろうか、お遍路さんのことは分からないが、右手に持っている手提げだけで歩かれたとしたら、実にスゴイと思う。
さて、この本のあるページを参考に載せてみよう。 実に分かりやすく書かれていると思う。 たぶんこの1冊で十分ではないかと思える。
どこかの洋書屋さんで輸入販売してくれたら、これから歩こうとする方々への動機付けにもなろう。
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カミーノフランセでは、ロンセスバージェスのバルなど初めの頃はインターネット接続可能なPCがあっても、日本語は文字化けすることが多かった。 しかし、歩いているうちに、どこのバルでも難なく日本語サイトを見られた記憶がある。
さて、GR65ではどうだったかと言うと、基本的にスペインの道より田舎が多く、PCそのものがなかったり、あっても文字化けすることが多かった。 そこで、今回、PCが使えた状況を整理してみた。
まず日本語が表示できた所から
5/24 ルピューイ(ツーリスモ内のPCで確か無料)
5/25 サンプリバダリエ(宿の管理人用PCを使わせてもらった)
5/28 オーモン・オーブラック(食料品店で15分0.5E、買い物したら無料になった)
6/ 4 コンク(ツーリスモで有料)
6/11 カオール(泊ったYHのPCは日本語表示不可。カテドラル横のインターネットカフェで。)
6/17 レクトゥール(奥さんの個人用PCを使わせてくれた)
6/24 カンバラ(息子さんのPCを使わせてくれた)
6/28 サンジャンピエドポー(巡礼事務所のPCは日本語表示不可。駅前のバルの奥にある有料PCで)
そして、使えなかったのが、
6/ 7 フィジャック(PCショップを見つけたが、昼休み直前で試せなかった。)
6/15 モアサック(インターネットカフェとレンタルビデオ店の2店を見つけたが、空いていたインターネットカフェは日本語表示不可)
他に、プリペイドカードを購入して、ホテルなどに置いてあるPCを使う方法があったが、日本語表示が可能か分からないので使わなかった。(それも1~2箇所)
どちらにしても、パソコンとかインターネットとは縁遠いのがGR65と考えた方がいいかも。 今回使えた中には随分と個人用PCが含まれている。 使えたPCの中でも、日本語変換できないのは仕方ないとして、フランスのPCのキーボードには面食らった。 配列が随分とちがうのでアドレス入力でさえ、ブラインドタッチが出来ずに結構難儀してしまった。 その点、ロンドンに渡ってからは随分と楽であった。
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昨年のカミーノ・フランセ(フランス道)に続いて、今年5月25日からルピューイ・サンジャンピエドポー間を33日間かけて、夫婦で歩き終え、イギリスで所用を済ませて、このほどやっと日本へ戻ってまいりました。
道中、携帯電話から状況をお伝えして来ましたが、GR65と名づけられた、この740kmの道は巡礼として歩くというより、むしろスポーツやレクレーションとしてコンクとかモアサックまでを歩くフランス人の姿が多かったです。 そのため、巡礼者はその中に隠れてしまって、なかなか見えて来ませんでした。 スポーツの人達が終わるモアサック以降、それもサンジャンに近づくにしたがい、ジュネーブから歩いてコンポステーラへ向かう女性などの姿がやっと見えて来ました。
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晴れると強い日差しがでるのですが、ここ数日曇って時折雨が落ち、冷たい強風も吹いて、3月のような天気です。 着替えが少ない今回のイギリス滞在はちょっと厳しいです。
昨日は雨が降る中、ナショナルトラスト財団が管理しているClevedon Courtという貴族の家(?)を見て来ました。 家系を説明されても分からないのですが、ガラスで作ったというステッキがちょっと面白かったです。(当地はガラス細工の産地であった)
週に3日、それも3時間だけの開館なのに、たくさんの入場者がいました。 先日の蒸気機関車の保存鉄道もそうですが、ヘリテッジに対する国民の意識の高さを感じます。
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ロンドンに一泊してから電車でBristolに来ました。 テレビや新聞の話題は、プリンセス・ダイアナの追悼コンサートというより息子達のガールフレンドのことや、グラスゴーの爆発事件のことです。
Bristolの駅構内で「dashi出汁」という店を見つけました。 スープの店らしく、メニューの中にjapanese miso soupという表示があった。 発駅のパディントンでは、構内に回転寿司があり、結構にぎわっていましたが、一皿が1.5から5ポンドの値段で、円レートに換算すると食べる気になりません。 握りの大きさは日本と同じようです。 働いている人の中に日本人はいませんでした。
さて、今日はWest Somerset Railwayという蒸気機関車が引く(保存)鉄道に乗って来ました。 昔のコーチを9両も引く列車で、駅では窓を明けて外のノブを回してドアを開けるという、昔の列車旅を味わいました。
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ライアンエアーでロンドンへ移動。 今日は1時間長い25時間の日となった。
ビアリッツからは、カミーノを終えたサック姿の人が結構います。 サンジャンピエドポーから電車とバスを乗り継げば、ヨーロッパ内の国々へ飛んでいけるので便利なようです。
ロンドンStandsted空港からやっとの思いで予約したホテルに着いたが、ロンドン市内のメトロの乗り換えが非常に複雑で分かりにくい。
でも、フランスに較べると、何とか言葉が通じる、車が日本と同じ左側通行、シェスタがないこと、時間を気にせず食事ができること、などいいことずくめ。 これで円高だと文句ないのだが、ロンドンのホテル代は高いし、外貨交換レートを見るたびにため息がでてしまいます。
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